GUIDE / MATERIAL & CARE / 5 MIN READ
革の椅子、最初の一年 ── 手入れは年に二度でいい
やりすぎない。沈みと色を、育てる側に回る。
革の手入れは、回数より「やりすぎないこと」が要る。年に二度で足りる。乾燥する冬の前と、湿度が上がる梅雨の前である。
やること
乾いた柔らかい布で埃を落とす。クリームを使うなら、布に米粒ほど取り、薄く伸ばす。塗るのではなく、拭き取る量で考える。座面より、肘や背の角など擦れる場所を先に。

やらない方がいいこと
水拭き、ドライヤー、直射日光の当たる場所への設置。オイル系を厚く塗ると、表面が粘つき、埃を呼ぶ。
沈みと色は、直すものではない
座面が沈み、体重のかかる位置から色が深くなる。これは劣化ではなく、その椅子が誰のものになったかの記録である。均一に戻そうとしないほうがいい。
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